小島神社

〜由緒〜

 本神社は小島神社に八幡雄島宮を合祀し、通称鬼道様あるいは鬼道八幡と呼ばれています。

 小島神社は備前国総社神名帳に記載されている古社128社の一社で、興国4年(1343)神名帳に大井手神と記載されたこともあります。

 昔、西大川が国富村の方へ流れていた頃、川の中央に小島あり、そこに鎮座していたので(一時、浮洲宮と呼ばれて頃もありました)小島神社と呼ばれています。

 八幡雄島宮は、石清水八幡宮の別宮、雄島別宮として記録に見え、明応4年(1495)書写の備前国総社神名帳(西大寺本)の中では、一宮の吉備津彦神社や二宮の安仁神社を差し置いて、まず最初に記載されています。一国一社の八幡宮として崇敬された神社として伝えられています。鎮座地は国富村雄島山と記録にあり、宝暦6年(1756)に現在地へ遷宮され、雄島神社と合祀されました。

 原尾島の地名「おしま」は八幡雄島神社の「おしま」からで、小島神社も「こじまじんじゃ」でなく「おしまじんじゃ」と呼ばれています。

 鬼道様の名前から厄災消除に御利益があると言われ、厄年厄払いに参拝者が多いです。最近は、女性の厄払いに御利益があると言われ、各地から厄年の女性の参拝が増えています。

 

小島神社 拝殿
小島神社 拝殿
随身門
随身門

ぼやきの井戸

 

 水不足の時代に祈願すると水が湧き上がったという謂れがあるが、先代宮司は「ぼやきの井戸」として愚痴などをぼやいていたと言われる。

 お参りの際に愚痴のある方はこの井戸にぼやいてみてはいかがでしょうか。すっきりと水に流されるかもしれません。

細首稲荷

 

本殿に向かって左に祀られている細首稲荷。

お参りすると首から上の病に効くと言われています。